（15）≪徳さん≫２

　　　≪　徳さん　≫その２

以前に、徳さんのことを書いてから半年以上経ってしまった。。

あっしの性分でやんすが、小さい時から人と群れになって遊ぶ事がとても苦手で、

集団行動は避けて生きてきたように思いやす。

ただ、友人と２人で遊ぶ、ということはショッチュウでした。

子供ながらに、人は　集団でいる時と、マンツーマンで話をする時では、

【性格が違うことが多い】

という事を『いじめ』の中から悟っていたのかも知れやせんが・・・。

あっしも含め、あっしの親友達は　だいたいにおいて

無神経な子供や、大人たちの『いじめ』のようなものに遭って、

子供時代に傷ついた記憶のあるヤツが多いでやんす。

特にかわいそうだったのが、ヤクザ屋さんの息子でしたが、

親の論理が、子供の世界にまで侵入して来やす。

・・・そりゃ、やくざ屋さんの子供と友達になれば、

親は気持ちよくないでしょうが、

あっし等は、ガキ同士だし、

★お稲荷神社の『縁の下探偵団』の

管理人としては、だ！　

『来る者拒まず』なのだ。

・・・と、密かに秘密基地を持っていた(笑)あっしなのだが、

そこで、あっしは、うんちもしたし、宝物を隠したり、

昼寝をしたりしていたのだ。

そういえば、そこで犬も飼っていたな。。

徳さんの話から、だいぶ脱線してしまった(笑)が、

あっしは、徒党を組んで、何かやろうというのは、どうも苦手である。

ただ、祭りだけは違いやす(これについて論ずると長くなりやすので…省きやす)。

まあ、徳さんとは、そんな所も実にウマが合って、すぐにお互いをサラケダスようになりやした。

ヤツは、阪神タイガースの大ファンで、あっしは中日ドラゴンズファンで、

しかし相手を罵倒することもなく、フーテンの寅さんだけは二人とも大好きで、

ヤツを通じて、ベトナムや中国からの留学生達と友達になったりしやした。

新聞販売店を辞めてから、その後ヤツが居酒屋でバイトをやっていると聞き、会いに行きやした。

・・・生き生きしていやした。

当時のあっしは、自分の自信の無さに呆れている頃でしたので、

ヤツが輝いて見えやした。

その後、ヤツ、いや、徳さんから手紙が届きやした。

『まっちゃん(あっしの事)、元気か！

　俺様は、今、タンザニアにいる！

　海外青年協力隊に　志願して　

　遥か遠くから　声を掛けているワケよ！

　音信不通になっても心配スンナよ！　徳　』

・・・それ以来、完全に音信不通になりやした。

　　　家に電話をしても、つながらない。

　　　関係者を探してみたが、ついぞ徳さんと

　　　連絡が取れなくなった。。。

　　　おわり。

　　おーい(^O^)／！

　　徳さ～ん！

　　生きてたら、レス入れろ～！

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